私達の身の周りの生活必需品からロケットまで「へら絞り」の技術が活躍しています。
圧延された金属材料の板材を、面に向かって直角に力を与えて立ち上がりに変形させる加工をいいます。絞り加工より生まれる最終製品としては、皿や鍋、壷 などの家庭用品、電気部品などの小型の部品、大きくは航空機やロケットまで広い範囲にまでわたっています。
最も職人の技を必要とする加工技術の一つ「へら絞り加工」
コンピュータ制御による自動化・機械化が近年、飛躍的な進歩を遂げたと言われておりますが、「へら絞り(スピニング)加工」は複雑な形状を望めば望むほど、人為的による技術が必要になる加工法でもあります。クライアントのますます高度化するニーズに応えられるだけの経験と技術が工場に備わっていなければ成り立たない仕事であります。
●「へら絞り(スピニング)」加工
- 芯押し台の先端につけた押し金具で、板材を固定させます。駆動源によってへら棒またはローラで板材を金型に押し付けて、所望の形状に加工する方法です。
●プレスによる「深絞り」加工
- ※基本的に当社では、取り扱っていません。
●「絞り加工」で生み出される成形品
医療用タンク、浄水機の部品、土木用ミキサーの部品、シンバル、照明器具の傘、水中ポンプのモーターケース、油水分離機の羽根、自動車ホイール、パラボラアンテナ、通信機器の部品、特殊暖房器具の部品、学校給食などの業務用厨房設備部品、科学機械部品、ディスプレイ用品、遠心分離器
※詳細は、弊社までお問合せ下さい。 こちら
- 製品の軽量化ができます
- 材料費の節約ができます
- 複雑な形状でも一行程でできます
- 試作品の立ち上がりが早く、容易です
- 少ロットにも対応できます
- 試作品でも従来加工に 比べて寸法精度が格段に向上します
- 冷間一体成形によりステンレス深絞りに起きる応用割れが少ない
- 均質な美しい面が得られます
- 鋳造、鍛造、機械加工などと複合加工を加えることにより生産性が向上し、経済的にもコストダウンができます
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